職場のパワーハラスメント

職場のパワーハラスメント

パワーハラスメントとは…

日本語で権力や地位を利用した嫌がらせという意味で用いられる言葉です。
「パワハラあるいはこれに類似した問題がありますか?」という問いかけに対して発生したことがある等と回答した企業は約43%となっています。
把握していない企業も含めると半数の企業でパワハラが発生していると推測できます。(中央労働災害防止協会調査より)

パワーハラスメントの定義

会社などで職権などのパワーを背景にして
本来の業務の範疇を超えて
継続的に、人格と尊厳を傷つける言動を行い
就労者の働く環境を悪化させる、あるいは雇用不安を与えること

パワーハラスメントのタイプ

1.罵詈雑言型

上司が仕事内容を教えるのに、「アホ、バカ」呼ばわりをする。
わからない点を質問すると、「教えるのに時間をとられて、仕事が滞る」と机をたたいて逆上する。
こうした状態が半年続いたころから耳鳴りがして、夜眠れなくなった。

2.無視型

休暇明けに出勤すると、継続中の仕事のファイルが上司のところにあった。どうしてかと聞いたところ、「もう出てこないと思っていたので誰かに引き継がせようかと思っていたよ」といわれた。
2年近くこの状態が続いた後、うつと診断され休職している。

3.セクハラ・パワハラ混合型

上司からセクハラを受けるので、その上の上司に注意をしてもらった。
その後無視をされ、仕事を与えられない。「仕事もしないで…早くやめたら」といわれている。